1.整数の平方でない正の整数
D に対し、平方が
D となる有理数があるとすると、
を満たす正の整数 n, m が存在する。
ただし、m はこの式を満たす最小の整数とする。
この式から
.....式①
2.明らかに、
.....式②
となる正の整数
x が存在する。
∵
平方が D より小さい正の整数が存在する。その整数の最大を x とすると
をかけると
式①から
従って
ここで
を o と置くと
o は正の整数で、しかも m より小さい。
3.次に
と置くと、
p は正の整数。
∵
式①から
式②より n > xm だから
よって
すると
となり
∵
m より小さい正の整数 o が存在し矛盾をきたす。